女の子は苦手
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を読んでいる。
クリスマス・パーティでパートナーを決めなければならないハリーが,常に連れ立っていて,何かといえばクスクス笑いをする女の子たちに手を焼いている場面。
女の子たちのこういうところ,私も全くもって苦手だった。イギリスの女の子も同じとなると,これは女の子というものの普遍的特性なのだろうか。
何でトイレにまで連れ立って行かなくちゃいけないんだ,何で常に誰かと一緒に笑いさざめいていなくちゃならないんだ。
いつも一人で歩いている私,昼休みとなれば,クラスメイトとお弁当を囲むのではなく,急いで食べ終わって太陽黒点の観測に走る私,浮きまくっていた。今の私ならそんなこと気にも留めないだろうけど,当時の私はそこまで強くなれなくて,他の女の子たちの行動に付き合うのは真っ平御免だったくせに,常に浮いているのもつらかった。
そうそう,ハリーとは逆の悩みがあったもんだ。一人でいることが多いので,男の子に告白の機会を与えてしまい,面倒だった。悪いけど,話したこともない男の子ばかりだったし...。
あまりにも他の女の子たちと好きなことや行動が違うので,自分は人間なのだろうか,女なのだろうかと真剣に悩んでもいた。そんなことで悩まなければならない中学・高校時代に二度と戻らなくてよいことは,つくづく有り難いと思う。
そう,過去を懐かしいと思うことはあっても,実際に戻ってみたいと思う時代はないのかも。