六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

金星太陽面通過:かろうじて第3接触のみ!

昨夜から雨でほぼ絶望的と思われました。朝になっても小雨が降っていて空は真っ暗。東京の食の最大は 10:29:39 でしたが,昼近くなっても全面くもくも(11時40分頃の空↓)。

せめてもの救いは晴れている場所からのネット中継で金星の様子が見られることでしたが,こんなに晴れている所がたくさんあるというのに,何で私はこんなに曇られるのかしらと思って何だか鬱な気分に。
しかし横浜の友人が,雨が降っているけれど雲が薄くなったところから見えたというので,その言葉を支えに頑張る! しかしやっぱり絶望的! でも諦めない>< …と落ち着かない時間を過ごしているうちにとうとう内食終の第3接触の時刻(13:29:59)。その瞬間,ほんのちょっとだけ雲が薄い箇所が太陽のところにさしかかり,ピントはマニュアルにしなければならないほどのひどい曇り空だったのですが,太陽の場所が分かったので数枚撮影。大半ピンぼけでしたが撮れているのがありました(涙)。レンズは200mmしか持っていないので思いっきりトリミングしていますが,問題なく金星が確認できます!


これ,本当に文京区東部で見られた唯一の瞬間だったのではないかと思います。その瞬間が偶然にも第3接触だったのは運が良かったのかもしれません。そしてこれが撮れただけ,3秒しか見られなかった8年前よりマシだったし,最悪の天気の割には善戦したと言えるでしょうね。しかし今日の第4接触が終わったときの虚脱感は5月21日の比ではなかったです。私は自分で思っていた以上に金星の日面通過楽しみにしていたのかな。本当に精神的に疲れました>< 105年後まで生き延びて次回をもっとまともな条件で見たいです。


下は大昔に撮った水星の太陽面通過の写真ですが,水星に比べたら本当に金星は大きくて感動しますね。「あぁ太陽系の天体運行の中に私たちはいる!」って感じがします。

しかし,こう天気に愚弄されると「何で天文現象の日に限ってー」と思いますが,この瞬間の私は今まで出会った全ての晴れだった天文現象の日のことを見事に忘れていますね。