大ブリテン島の北部にあるネス湖。ネッシーで有名だから小学生の頃から名前と場所は知っていたけれど、まさか行くことがあろうとは思ってもみなかった。スコットランドへ行くと決めた後も、エディンバラへ行くのが精一杯と思われ、ハイランドまで足を伸ばすなんて無理だと思って調べようともしていなかった。*1
が、古城だらけのスコットランド。観光案内を色々見ているとネス湖を見下ろすように建っている廃墟となったアーカード城は、中でも特に素敵そうに見えた。
だんだん行きたくなって、何とかエディンバラから日帰りで行けないだろうかと調べたけれど、ネス湖とアーカード城は大ブリテン島最北の街、ハイランドの首都インヴァネスからも更に遠く、どうあがいても不可能っぽい。出発の5日前になって急遽インヴァネスのホテルをおさえた。
旅行から1年経った今思っても、アーカード城とネス湖はスコットランド旅行のハイライトだったし、インヴァネスはとても素敵な街で宿泊してよかった。もし何時かまた大ブリテン島へ行けることがあったなら、ロンドンには行かなくてもいいからハイランドを訪れたいと思う。
兎にも角にもジャコバイト。スコットランドの人たちの原点とか誇りとか、そういったものなのかなと思う。まぁ外国人たる私の勝手な印象。
ネス湖。
湖畔の町ドラムナドロッキット。このあたりの道路標識はゲール語併記。
ネス湖とアーカード城。
城といっても高貴な人々の住処だったことは一度も無い純粋な要塞で、ここはイングランド軍の進撃をくいとめるための重要な拠点だったらしい。城の近くに投石機があった。周辺の黄色い花はミモザかな?
青地にセント・アンドリュー・クロスを描いたスコットランドの旗が誇らしげに風になびく。やはり旗は大切だ。敬意を払うべきものなのだなと思う。
ジャコバイト・クルーズ船は城の横の波止場へ到着する。船の名前は「JACOBITE WARRIOR」>どんだけ闘いたいんだよ。
城の塔の上からネス湖をのぞむ。
すっかり整備されていて公園みたいだった。
塔とジャコバイト・クルーズの桟橋。
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