2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:190ページ
ナイス数:8ナイス
マクベス (岩波文庫)の感想
11世紀スコットランドを舞台にした武将マクベスの栄光と没落の話。マクベスは魔女の予言の虜となって自ずから人生の奈落へ突き進んでゆく。 文学や戯曲に疎い私にとってありがたいことに、本書には本編のあとに「『マクベス』を読む」という翻訳者である木下順二氏による長い解説が載っていて、文中の比喩やシェイクスピアによる表現の考察などを知ることができる。物語を読んでいるだけでは「よくある話ね」で終わってしまいそうだったのだが、おかげでシェイクスピアがどう素晴らしいのか多少なりとも垣間見られたと思う。
読了日:3月25日 著者:シェイクスピア
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