六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

2013年2月の読書メーター

2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:896ページ
ナイス数:32ナイス

イギリスの歴史が2時間でわかる本 (KAWADE夢文庫)イギリスの歴史が2時間でわかる本 (KAWADE夢文庫)感想
2時間で読み終わるのは無理だったが、先史時代からサッチャー首相にいたるまで、歴史的事件とそれにかかわった人物について短い章に区切って解説されている。また文化を紹介する短いコラムも挟まれており、英国はもちろん、世界史をおさらいするにもとっつきやすい本であったと思う。イギリスが如何に多くの偉業を成し遂げ、同時に如何に多くの根深い国際問題を現代社会にもたらしたかがさらりとわかる。もちろん本格的な歴史書に比べると物足りないものの、アウトラインを思い出すにはよかったと思う。
読了日:2月26日 著者:

乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)感想
前半はライラとレイリの結婚式。異文化の結婚式の様子はスミスさんでなくとも興味深いものだが、双子の元気な我が儘すぎる性格は読んでいて疲れたので、これでこの子たちとお別れだと思うとホッと胸をなで下ろす。後半はアミル&カルルクの二人に戻る。狩りの途中でアミルが助けた鷹の結末は、現代の日本だったら考えられないことだろう。日々自らの手で命を殺めて糧を得ている彼らだからこその、命あるものとのつきあい方。終わってからも悔やんで落ち込んでいたアミルは、断固とした意志で決断しつつも、本当はとても悲しかったのだなと思った。
読了日:2月26日 著者:森 薫

歴史発見!ロンドン案内 (洋泉社新書y)歴史発見!ロンドン案内 (洋泉社新書y)感想
2012年5月出版。グルメや買い物ばかり並んだ旅行ガイドブックにはうんざりなので、こういう本はとても嬉しい。ロンドンの名所旧跡はもちろんパブや映画館、博物館など様々な建物について設立年や背景の事情が書かれており、シャーロック・ホームズハリー・ポッターなど文学作品や映画との関連にも触れた上、写真が豊富なので実際に行くときにも参考になる。また2011年夏までの情報が盛り込まれているため私にはかなり役に立つ良書だった。表紙の写真も素晴らしい。ウエストミンスター・ピアからボーディシア銅像とビッグベンを同時に入れ
読了日:2月6日 著者:森 正人


花物語 (講談社BOX)花物語 (講談社BOX)感想
神原駿河が語る,彼女の手のその後の物語。既に暦やひたぎや翼は卒業している。 駿河という子は見かけや言動とは裏腹にかなり思索的な子なのではないかと,するがモンキーの頃から思っていた。私にとって彼女は,アニメで見るより本で読む方が楽しい。初めて読む彼女の語り口だったわけだが,期待を裏切らないものだった。『花物語』の「花」は沼地蠟花の花だろうか。おそらくほとんどの人間が心の奥底に持っている暗く汚い部分をえぐり出すような物語。
読了日:2月2日 著者:西尾 維新

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