六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

民意なら何でも正しいわけではない

 別に民主党は支持していないが,平野官房長官の言ったことは正論だと思う。市長選は外交を含む国政を判断するものではないし,地元の理解より同盟国との関係が政治的にも国の未来にも重要な場合は十分にあり,そのときは民意など無視しなければならない。それが国政の責任と権限だ。平野官房長官はその事実を言ったにすぎない。

 法律上こうである,という事実を言っただけで「撤回しろ」などというのはヒステリックで冷静さを欠く。あえてしているのなら,政局をまぜっかえすための中傷だ。

 政治家を批判するには「民意」って好都合な言葉のようだが,民意って何なの。どういう条件を満たせば「民意はこうである」って断言できる条件をクリアするの。そして民意が死ねと言ったら,みんな死ぬの? もしも沖縄の抑止力がなくなり日本が攻撃され壊滅的被害を受けることになる可能性があったとしても,それを想像できない民意に従うのか?。
 そんなの私はイヤだし,そうなることを確実に避ける義務が政府にはある。きちんとやってほしい。日米同盟で得しているのは日本なのだ。それを考える能力もなく反対しているだけの民意なんてどうでもよろしいでしょ。