果しなき流れの果に
この8月,我が家はちょっとしたハードSF祭りでした。昔からSFはよく読みましたが,今の家に引っ越してきたとき保管場所が無くなって,「また読みたくなったら買えばいい」と考えることにして大半を処分しました。しかし,意外と既に手に入らない。ちょっと後悔しています。
この本は以前から気になっていたのですが読んだことがなく,Ntoさんが読み返したいと言うのでアマゾンで購入し,この機会に私も読みました。大原まり子さん*1が解説を書いていて,読む前と読んだ後に解説を読みましたが,この解説を含め,圧倒される本でした。
- 作者: 小松左京
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1997/12/01
- メディア: 文庫
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私はよくSFのような夢を見ますが,本のラストでいきなり高校生の頃に見た夢を思い出しました。過去も未来も右も左も悲しみも喜びも何もない虚無のような超空間に自分が意識だけの存在になって漂っているという夢でした。この本を読んだこともなかったのに,何であんな夢を見たのだろうと今更思いました(^^;。
ところで筒井康隆さんがラノベを書くそうですね。いとうのいぢさんのイラストで。気になります。
*1:彼女の本は,保管場所に困った大処分時代にも1冊も処分できませんでした。