- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
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アニメでは今ひとつわかりにくかった風船犬や離塵師の死因,愧死機構についても理解できてスッキリした。
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
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キャンプの後に2年が経過し,幼なじみだった彼らの間には幾つかの人間関係の微妙な変化が起こっている。大きく残酷な最初の別れ。記憶操作による違和感。富子さんとの出会い。守の家出。野狐丸の名を獲得したスクィーラとの再会。
この巻を通して1000年後の世界の歪みや秘密が解き明かされ,固い絆で結ばれていた5人の仲間のうち3人までが退場してしまう。次を知るために読み進まずにはいられなかった。
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/05
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下巻だけで550ページにも渡る大著で,しかもアニメで結末まで知っているというのに怒濤の展開にページをめくる手は止まらない。世界観は綿密にSFで塗り固められているが,人間の心理や倫理,宗教観,戦術・戦略の知識などが巧みに散りばめられ,最後まで飽きさせず読み進めさせる構成だったと思う。改めてアニメは非常に原作に忠実に丁寧に作られていたことがよくわかった。
最後に早季が引用した言葉「想像力こそが、すべてを変える。」早季がたどった軌跡を思えば,この通りなのかもしれない。
早季というのは私がすごく入り込みやすい人物だったので,物語に入り込みすぎて,昨夜読み終わって眠ったら怖い夢や悲しい夢ばかり見てしまいました(^^;。