六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

ソードアート・オンライン (15) 〜 (18)

アリシゼーション後半。

心が壊れたキリトを伴ったアリスを主人公に物語は進行。表の世界ではラースを襲った魂ハンター,ガブリエルを中心に語られる。300年に及ぶ寿命が尽きようとしている東の大門の向こう側とこちら側で準備が進められる。
 アンダーワールド大戦の開戦。最初は様々な人物の視点で次々と場面を変えながら物語が進んでいく。今まで名前だけしか出てこなかった山ゴブリン族長コソギに平地ゴブリン族長シボリ,オークの族長リルピリン,拳闘士イスカーン,整合騎士レンリにシェータ。《四旋剣》のダキラ。アリスはついにワールド・エンド・オールターを目指す。ステイシアとしてダイブした明日菜。
私が何故明日菜をウザくて嫌いと思うのかよくわかった巻。「キリトくんは、わたしのだからよ!!」(p.259)とか「もちろん、一番はわたしだけど。」(p.302)などなど,嫌いな女の典型なんだな。キリトに恋人がいないか,アスナ以外が恋人だったらもう少しソードアート・オンライン好きになれるかもしれない。この巻なんてアスナが表紙だもので,表紙見ただけで「ウザっ!」と思ってしまったorz。アリスは好きだよアリス。
 始まりは日本人プレイヤーたちを説得するリズベット。ヴァサゴの正体。水色のソルスと緑のテラリア。ベルクーリの本気の戦い。中国・韓国からの参戦。久々のフレニーカ。比嘉の奮闘。
物語は佳境で目が離せないし面白いのだが,後半は視点が変わりすぎてめまぐるしかった。あと,ちょっと冗長。
 最終巻だけKindle。引っ越し多いし家も狭いし紙の本なんて買ってられない。
長々と続いたアリシゼーション完結編。キリトの覚醒とガブリエルとの決着。ラース本体での比嘉や菊岡の闘い。未来になったアンダーワールド
期待通りアリシゼーションはシリーズの中で一番面白かったのだが,後半,特に最後の2冊くらいは冗長すぎてがっかりだった。最後も人によっては素敵で綺麗な終わりと思える感じだけど,私にはキリトとアスナを英雄化しすぎと感じられげんなりだった。色々都合良すぎるし。2017年にキリトは帰ってくるらしいけど,続き読むかなぁ。これ読み終わったらプログレッシブ読もうと思っていたけれど,アスナにうんざりしたので読む気がしないかも。ほとぼりが冷めたら読むかもしれないけど。(明日菜:「知ってるんだから。キミのことは、なんだって」←めちゃウザい。あやねるにやってほしい。)