六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

夜が明けたら

夜が明けたら (文春文庫)

夜が明けたら (文春文庫)

 SFとミステリー、ホラーの混合短編集といった感じの読み物だった。下記7作品。

  • 『夜が明けたら』(昭和49年)
  • 『森の海』(昭和49年)
  • 『ツウ・ペア』(昭和48年)
  • 『真夜中の視聴者』(昭和48年)
  • 『葎生*1の宿』(昭和48年)
  • 『秘密』(昭和48年)
  • 『長い部屋』(昭和48年)

 
 さすが小松左京で、設定が良い意味で一々インテリで難しい。『ツウ・ペア』は夜寝る前に読んでしまったので、怖くて電気を消せずに困った。『秘密』はちょっと胸が悪くなりそうだった。食事前に読まない方がいい。『長い部屋』はSF推理小説
 ところどころ如何にも昭和48年的な設定が出てきて、それを21世紀に読むという事実がかえって異世界っぽさを際立てていた気がする。
 
 
☆★

*1:むぐらふ