今朝6時58分22秒，金星探査機「あかつき」を搭載したH-IIAロケット17号機打ち上げ成功。
朝は忙しいけど，打ち上げの瞬間だけ見ました。「あかつき」や「IKAROS」の分離は中継の声だけ聞いていました。
昔に比べると空を見上げてワクワクする感性がすっかり擦り切れてしまった感がありますが，それでもロケットの打ち上げと探査機や衛星の分離に対してはある種の言いしれぬ感動がこみ上げます。
その昔，アポロ9号が10号が11号が月を目指す様子をリアルタイムで見聞きしながらアメリカはすごいと本気で思っていましたが，いつのまにか，地味に地道に日本はとてもすごい国になっていた，そんな印象です。小惑星探査機「はやぶさ」が，ガガーリンやアポロ11号，ボイジャーやISSなどと並んで宇宙開発史上のトップ7に（事実上？）選ばれたことは記憶に新しいですが，アポロを打ち上げるアメリカに賞賛の目を惜しまなかった子供の頃の私なら，自分の国でそれに匹敵する宇宙開発が行われていることをどんなに誇らしい気持ちで見ただろうかと思います。アポロから40年経っても，ロケットの打ち上げができる国はそう多くないのですから。丸の内の情報センターJAXA iが廃止されてしまうのは大変残念です。
