本の記録(2020-11)
色々と乱読しすぎで読み終わったのは1冊だった。
11月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:300
ナイス数:8
戦翼のシグルドリーヴァ Rusalka(上) (角川スニーカー文庫)の感想
オリジナルアニメ『戦翼のシグルドリーヴァ』の前日譚として上梓された作品。
アニメ本編とは別に各配信サイトで「戦翼のシグルドリーヴァ おじさんコメンタリー」(略して"おじコメ")が配信されているが,これを聞いていたら,何としても前日譚を読まねばという気分になってしまった。オーディオコメンタリーといえば声優さんが語るイメージであまり興味なかったのだが,おじコメは脚本・構成の長月達平氏(本書の著者)と,世界観設定の鈴木貴昭氏の語り,つまり制作者が語っているので,思い入れと共に半端ない物語の知識が披露され,思わず釣られてしまう。
本書はピラーの出現,オーディンと最初の戦乙女の出現,戦乙女たちの暁と,シグルドリーヴァの立ち上げを描く物語。
適性の高いワルキューレを育てる前に急遽軍人から選出されたセカンド世代のワルキューレであるルサルカ。セカンド世代はワルキューレとしての能力は低いものの,全員が生粋の軍人だ。融通が利かず真っ直ぐで面倒な性格のルサルカが,挫折し,立ち上がり,シグルドリーヴァになることを選択できるようになるまで。表紙は銀髪がルサルカ,金髪がファースト・ワルキューレのエイミー。
文章は淡々としていて読みやすかった。