六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

本の記録(2020-12)

12月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:1940
ナイス数:12

戦翼のシグルドリーヴァ Rusalka(下) (角川スニーカー文庫)戦翼のシグルドリーヴァ Rusalka(下) (角川スニーカー文庫)感想
 アニメの主人公であるクラウディア・ブラフォードの保護とヤドリギ討伐の物語。ヤドリギ討伐を終え,ルサルカは司令官となる。
 上巻で登場したナタリーやアルマの後輩ワルキューレで,アニメで日本へ応援に駆けつけるリズベットとレイリーも登場。ヤドリギは近づく人間を悉く神木に変化させてしまうピラーで,オーディンは「ラミアの奇跡」の頃から危機感を覚えていたのだった。
 オーディンから特別なワルキューレへの9つの称号:ネームドが与えられる。そして最初の一つ「スヴェイズ」をアルマが受ける。
読了日:12月02日 著者:長月 達平
戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(上) (角川スニーカー文庫)戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(上) (角川スニーカー文庫)感想
 沖田空将捕の娘である沖田・桜を中心に,日本最初のワルキューレ選抜試験と富士プライマリー・ピラーの出現,日本のワルキューレたちの初陣が描かれる。
 16歳の高校生だった沖田・桜は同期の11歳の少女,渡来・園香と共に戦乙女を目指す。彼女たちを導く立場の先任自衛官,天塚・弥生と神宮寺・晃の二人との確執を乗り越え,無事に戦乙女として覚醒した桜は,旧知の仲である里見が率いることになった日本初の戦術姫隊の一員となる。
読了日:12月08日 著者:長月 達平
戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(下) (角川スニーカー文庫)戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(下) (角川スニーカー文庫)感想
 ある秋の日,吉乃のことで心ここにあらずな桜を心配する晃の計らいで、桜に新しい任務が与えられる。そこで出会った教え子たち,アズズや宮古,首相の孫である縁たちによって桜の行く先は変わっていく。
 日本初めてのセカンダリー・ピラーの出現,その後現れた,新しいタイプの不可視なセカンダリー・ピラーとの戦闘。アニメの物語へと繋がる「シュヴェルトライテ」たる天塚・弥生の失墜と「オルトリンデ」たる沖田・桜の最期,園香と里見,アズズと宮古が館山基地に集まって終わる。美しく晴れ渡った空が悲しい。
読了日:12月09日 著者:長月 達平
シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)感想
 現在の日本社会の教育や労働力に内在する問題をデータで浮き上がらせ解決策を提示していく。事例が多く本文と図説が被っているので冗長に感じるが,非常に論理的な考え方が示されており,説得力はある。

 これからの時代には,言葉や数字になっていない世界を知覚できる能力の開発が必要。具体的な事象に向かい合う5つのコツは,「現象、対象を全体として受け止める訓練をする」「現象、対象を構造像的に見る訓練を行う」「知覚した内容を表現する」「意図的に多面的に見る訓練をする」「物事の意味合いを深く、何度も考える」こと。旧教育の「スポンジ力」ではなく,これからの時代には「気づく力」が必要になる。スポンジ力は人間よりAIの方が得意な分野である。そういう人材を育成する教育システムが必要。現在は未来に必要となる人材を育成するための教育刷新が行われていない危険な状態だ。
 少子化は地球規模で見て将来の人間に必要なことであり問題ではない。日本の労働力の問題は,65歳で伐採する定年制を廃止することやG7中でも最低レベルの労働効率を上げること,女性の労働力を活かすことなどにより解決可能である。国全体を家族として考えてみた場合,おじいちゃんおばあちゃんは食事ができ,お父さんお母さんは粗食,子供には食べ物が与えられていない状態。老人を生かすために若者を犠牲にする国に未来はない。未来のために最適なリソース配分は,「育て評価する人の像を刷新」することにより可能となる。
読了日:12月18日 著者:安宅和人
裏世界ピクニック5 八尺様サバイバル (ハヤカワ文庫JA)裏世界ピクニック5 八尺様サバイバル (ハヤカワ文庫JA)感想
 読む私も怖い話に慣れたのか,イマイチ怖さを感じなかった。『ポンティアナック・ホテル』はラブホ女子会に現れた現象のこと。『斜め鏡に過去を視る』は,中間領域に入り込んだ空魚が表世界の鳥子と行動しながら出口をさがす。他人の目で自分を見たらどう見えるのだろうかと考えさせられる物語だった。『マヨイガにふたりきり』は,『遠野物語』に出てくるマヨイガが裏世界にもあったという物語。表題作『八尺様リバイバル』は,この巻の中心的ストーリーと思えた。以前,八尺様との遭遇で見失った肋戸に絡む物語。物語はまだまだ続いていく。
読了日:12月25日 著者:宮澤 伊織
世界の終わりに柴犬と (MFC)世界の終わりに柴犬と (MFC)感想
 人間最後の一人となった17歳の少女が愛犬の柴犬と一緒に旅をする物語。オールカラーで柴犬の様々な姿を楽しめ,作者がどれだけ柴犬を熱心に眺め柴犬を愛おしく思ってきたか,絵からよくわかる。
 人間ではない人物(宇宙人とか不老不死になったかつて人間だった人とか)や他の柴犬などが登場する。愛犬ハルは非常に理屈っぽい柴犬だが,ご主人大好きご主人第一な犬。淡々とシュールに少女と柴犬の会話が続いていく。少女が中学生だった頃は世界は普通だったようだが,どうしてこんな世の中になったのかは1巻の段階では触れられていない。
読了日:12月27日 著者:石原 雄
戦翼のシグルドリーヴァ ノンスクランブル 1 (MFコミックス アライブシリーズ)戦翼のシグルドリーヴァ ノンスクランブル 1 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
「ノンスクランブル」ということで,闘いに出る場面が全くない完全日常系のシグルドリーヴァ。登場人物のプロフィールの紹介もあり,メインの4人はもちろん,これを読めば脇役のキャラクターのことがよくわかるようになる。
読了日:12月27日 著者:阿部 かなり
戦翼のシグルドリーヴァ 狂撃の英雄 1 (ヒューコミックス)戦翼のシグルドリーヴァ 狂撃の英雄 1 (ヒューコミックス)感想
 ギリシャのオリュンポスに現れたピラーとの戦闘でエイミー率いるシグルドリーヴァ隊のワルキューレ全員が戦死。司令部の将校たちはオリュンポス上空に現れた化け物(雷神?)により雷に打たれ,アレハンドロを除く全員が死亡。直前に英雄として選ばれたアレハンドロは雷に撃たれて一度心停止したが戻ってきたのだった。
 後世にいう「パンドラの悲劇」最中の2020年12月11日,「戦争狂」の渾名を持つドイツ連邦軍のルーク・フォン・エーベルブルク大尉と,スペイン空軍のアレハンドロ・オストレイ大尉が出会う。
読了日:12月29日 著者:野上 武志,鈴木 貴昭
ぱらのま 3 (楽園コミックス)ぱらのま 3 (楽園コミックス)感想
 知らない駅で降りて次の電車が来るまでの過ごし方。雪景色の温泉を求める旅。ユーカリが丘とか千葉県を巡ったり,聖蹟桜ヶ丘で見たような風景に出会ったり。相変わらず楽しそうで電車に乗りたくなる物語。
読了日:12月31日 著者:kashmir

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