このシリーズが終わるとしたらどんな結末になるのだろうかと途中から朧気ながら考えていたのだが,暦が完全に人間に戻る。そうでなければ忍ともども発展的解散? それくらいしか思いつかなかった。だがこう来るのか。
貝木泥舟が当初から私の好感を買っていたのと対照的に,当初から好意的に見ることが出来なかった影縫余弦&斧乃木余接について多少なりとも知る機会になり少しだけ好感度を増す機会になったのと同時に,当初から胡散臭さ100%だった忍野扇の位置が確定したような気がした物語だった。とりあえず今のところは。
恋物語・花物語に匹敵する程度には面白かったと思う。月火との最初の70ページを除けば。私は小説だろうがゲームだろうが他人のいちゃいちゃに興味がないので,ましてや兄と妹のそれなんかにまーーったく興味がないので,あれは退屈きわまりない。我慢して読み進むのに骨が折れた。ファイナルシーズンは楽しみだから,暦さんアナタの変態はよくよくわかったし,もうこれ以上くどくど微に入り細に入り悪趣味を見せつけてくれなくていいですよ。怪異の話中心で頼みますわ。
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/27
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 140回
- この商品を含むブログ (69件) を見る