歴史発見!ロンドン案内
オリンピックには全く興味ないけれど,昨年はロンドンオリンピックのおかげでロンドン関係の本が手に入りやすくて素敵だった。今のうちに買っておかねばと買ってきた1冊で,昨年5月出版の本。グルメや買い物ばかり並んだ旅行ガイドブックにはうんざりなので,こういう本はとても嬉しい。
ロンドンの名所旧跡はもちろんパブや映画館,博物館など様々な建物について設立年や背景の事情が書かれており,シャーロック・ホームズやハリー・ポッターなど文学作品や映画との関連にも触れた上,写真が豊富。しかも2011年夏までの情報が盛り込まれているため,私にはかなり役に立つ良書だった。
映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の魔法省の場面を見て,ずっと「ホワイトホールのどこかで絶対見たことがある場所だ!」と思っていたのだが,それが下の写真の場所(スコットランド・プレイス)であることもわかった。私は推理小説を読まないので知らなかったが,ロンドン警視庁(スコットランド・ヤード)は,シャーロック・ホームズにも度々出てくる場所らしい。
それにしても,本に書かれていた場所のかなり多くを把握していることに我ながらびっくり。そんなに何度も行ったわけじゃないけれど,ロンドンへ行くと一瞬も無駄にしまいという勢いで1日2万〜3万歩も歩き回るので,その成果かな。
- 作者: 森正人
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2012/05/10
- メディア: 新書
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表紙の写真が素晴らしい。ウエストミンスター・ピアからボーディシア銅像とビッグベンを同時に入れて撮るなんて思いつかなかった。下の写真は,ビッグベンを背にしてボーディシア像とウエストミンスター・ピアの入り口を見たところ(これを撮った後ウエストミンスター・ピアからグリニッジ天文台へ向かった)。銅像とソフトクリームの屋台の間にピアへ下りていく階段がある。この本によると,路上でのアイスクリーム販売はイタリア人移民がロンドンへもたらした文化ということだ。次回ウエストミンスターへ行く機会があったら,是非階段の下からこの構図で撮ってみよう。