まずは、45年も昔に亡くなった
村岡花子氏に心からの哀悼を表したい。ありがとうございました。エミリー3部作を村岡氏の翻訳で読むことが出来てこの上ない幸せなことだと、そう思った。エミリー17歳で始まり24歳に終わるこの物語では今まで以上に淡々とエミリーの人生が語られる。まるで
年代記を読んでいるかの如く。こんなに淡々と語られるエミリーの人生が、しかし、少しも退屈ではない。夢中で読み進んだ。エミリーと共に心を痛め、エミリーと共に美しい農園で辛い日々や仕事に没頭する日々をわき目もふらずに送った気がした。