六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

ワインの誘惑

台所仕事が苦手です。
掃除とか部屋の片付けとかなら標準以上にできますが,その能力は台所には少しも適用されません。包丁がまともに使えないし,どうあがいても全ての段取りが悪い。「毎日夕食の支度のために2時間以上台所に立っている」と言ったらどんな素晴らしいディナーを作っているのかと人は思うでしょうが,スパゲティにサラダだけ,とか。その程度の貧相な内容の支度に2時間たっぷりかかってしまうのです。
私の台所以外の作業の様子を知っているけど,私が如何に台所では役立たずであるかを全く知らない多くの人は,私がそこまで料理ができないことを信じられないらしく「そんなことないでしょ」「慣れれば上手になるでしょ」「あなたならできるよ」とか言って下さいます。が,言われる度に,説明し難い絶望感に襲われます。だって,「慣れれば」って,私はもう30年近くも自分で食事を作る生活をしているのに,あと何十年頑張れば「慣れれば」になる? 私には徹底的に台所の素質が無く,慣れればいいという問題ではないし,もし人並みに台所仕事ができるようになりたければ,もっと違ったアプローチが必要。自分でよくよく理解しているのです。

で,私はワインさえ飲めば大抵のことを楽しくこなせるという特技??があるので,毎日台所へ立つとき,ワインを飲みながら仕事できればどんなに良いだろうと思いますが,マジでキッチンドリンカーになってしまいそうなので自粛しています。3Lの箱買いワインが台所で常に私を呼んでいるので大変な克己心が必要?です(^^;。
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