六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

5014ABと奇跡の!?邂逅

午後,市電の中。次の電停で下車をするため,運転席の横へ移動し待機していました。何気なく進行方向を見ていると,何と,5014ABがこちらへやってくる! この4月に定期運行から外れ,ずっと車庫で眠っていた車輌です(参照:5000形)。今電車を降りようという状態だったにもかかわらず,私は右手にいつでも撮れるばかりに準備したコンデジを握っており,一瞬のチャンスを逃すことなくシャッターを切ることが出来ました。全く「備えあれば憂いなし」とはこのこと。この素敵な電車をもう二度と見ることはできないだろうと諦めていただけに,嬉しさのあまり泣きそうでした。

この方向へ走っていったということは…。用事を済ませた後,戻って来る時間帯を計算し,撮りやすい歩道橋へ移動し,待ち伏せました。35℃くらいある炎天下,汗がダラダラ流れ落ちます。待っている間に,下の新ラッピングの1210を見つけ,試運転中の1201を撮りました。しかし,5014ABと前後して戻って来る筈の9703ABが戻ってきても,5014は戻ってきません。郊外だけを往復しているのだろうと諦め,電車に乗って後部運転席で擦れちがうのを待ちました。
そしてついに。


しかし,乗っていた1091の窓硝子は汚く,走行中なので揺れも激しく上手く撮れず。「あーあ」と思っていると,擦れちがったばかりの5014は,こちらの軌道へ入って,私が乗った1091の後ろをついてくるではありませんか!


そうか,ここから東を繰り返し往復して試運転していたのか!
わぁ,ついてくる,ついてくる。あぁどこまでもついてくる。何と言う幸せ?


コンデジしか持っていなくて残念でしたが,それでも,この電車とこれだけ一緒に過ごせて満足でした。