路面電車２２
6228A，1972年製。
今日から6000代…と言いたいところだが，熊本市電に6000形というのはなく，写真は熊本電気鉄道藤崎線の6000形で，もともと東京都交通局三田線で使用されていた車両。熊本へやってきたのは2000年とのこと。
この線路，軌道法準拠で敷設されたものが鉄道に変更された経緯を持ち，写真の区間はその名残。Wikipediaによると鉄道事業法に基づく併用軌道で現存するのは江ノ島電鉄線と熊本電気鉄道藤崎線だけのようだったので，「もしかして貴重な存在？」ということで撮りに行ってきた。
が，熊本市内といっても私には馴染みの薄い地域でどこで撮影したらいいのかわからない。歩いて歩いて（超のつく方向音痴なので，知らないところを一人で歩くのは非常に不安）ようやく撮れそうな場所を見つけて電車を待った。が，運行は30分に1本くらいのようで，道端で待ちぼうけ。ちらっと思ったにも拘わらず，面倒がって事前に時刻表を調べなかった自分を責めた責めた。そしてほとほと疲れた。幸いだったのは，電車がものすごくゆっくり走る上，自動車のトラフィックがほとんどない道だったので，撮影に失敗しなかったこと。撮影スポットの選定は確かだったようで？，家に帰って確認すると，Wikipediaの熊本電気鉄道藤崎線のページに載っている写真と同じ場所だった。
帰宅後の会話。
Ntoさん「30分も道で待ってたの？」 私「そう」 Ntoさん「鉄チャンにはついて行けないからね，よろしく」
よろしくされてしまった。鉄チャンのつもりはないのだが，だんだん説得力がなくなってきたことを認めざるを得ない今日このごろ。
★ 熊本市電の写真集：Streetcar Catalog
