六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

ヨコハマ買い出し紀行9〜12

 潮の香りはアルファさんの香り。大人になりかかっているタカヒロ。お魚の風見鶏とよしず。子海石先生とココネさん。音やにおいでできているロボットのひと。雨音とアルファさん。缶ビールとアルファさん。マッキとミナミトビカマス



私たちは―
 
人が味わう
いろんな感触が
積み重なったもの
 
アルファさん
 
私たち
人の子なんですよ"

ヨコハマ買い出し紀行(10) (アフタヌーンKC) 芦奈野ひとし [p.84]

 アルファさん地道にDIY。つぎはぎだらけだけど、味わい深い雰囲気に。タカヒロはすっかり大人で会社勤め。冬の終わりの雪は初めての雪。感性豊かなアルファさんは一人でいっぱい素敵な表情ができる。アルファさんにちょっと複雑な想いを抱く丸子さん、調子狂っちゃった? ココネさんとレコード。泳ぐアルファ室長。緑の火花に大きな向日葵。アヤセとカマスとマッキ。怖いモノが苦手なアルファさん。



ヨコハマ買い出し紀行 11 (アフタヌーンKC)

ヨコハマ買い出し紀行 11 (アフタヌーンKC)

 お店の完成と丸子さん。水さがし。素直ではない、或いは素直すぎる丸子さん。街灯の木と白いキノコみたいな赤ちゃん。6年間の別れを告げるターポン。空の上から下から。ロボットのひとのマタタビ超黒糖。付箋だらけの地図。雨の雫と木の板の記憶。西の国への旅立ち。



ヨコハマ買い出し紀行 12 (アフタヌーンKC)

ヨコハマ買い出し紀行 12 (アフタヌーンKC)

やること 多すぎてさ
 
一生って
一回だけじゃ
足りないもんなのよ
たぶん
 
だから せめて
ひとつふたつでも
なにか…

ヨコハマ買い出し紀行(12) (アフタヌーンKC) 芦奈野ひとし [p.86]

 お客さんが来ない日、機械オンチなアルファさんプラグを磨く。かんぱち辻の茶店長さん。藪の海と船とココネさんとシバちゃん。アルファさんがピアスをつけた日。リボンをつけた日。お魚の風見鶏を見て残った日。空の上のタカヒロ。アルファさんを頼って動き始めるマッキ。松の木の下、ひとり者初心者とひとり者達人。街でバッタリ丸子マルコ。早すぎる時の流れとアルファさん、ソバぜんざい。賑やかなきぬがさと海の底のヨコスカ。ロボットのひとの心。