六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

本の記録(2019-11)

 『魔の山』を読了したので,気になっていた『信長の忍び』の続きを読み,その後,『魔の山』と同じくここ数年来読み返したいと思っていた『黒馬物語』を読み,そして10月からアニメ放送が始まったのをきっかけに『本好きの下剋上』第二部の4冊合本版『【合本版 第二部】本好きの下剋上(全4巻)』を読み始めた。傍らで雑誌やコミックをパラパラと。

 『やがて君になる』の最終巻が発売されたので初日にダウンロードして読んだが,爽やかに気持ちよく終わった。ほどよい長さで完結するのは美しい。物語は終わるべきだ。だらだらといつ果てることなく続きすぎる物語が多すぎる。

 現在読んでいる『本好きの下剋上』だが,10月から始まったアニメは超絶あらすじ紹介で,本の読者以外は楽しいのだろうかと疑問。そもそも長い長い物語なのだ。この物語,知的刺激もあり面白いのだが,主人公のマインがもの凄くウザい性格なのが………。

11月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:748
ナイス数:8

娘の友達(1) (モーニングコミックス)娘の友達(1) (モーニングコミックス)感想
twitterで不当に叩かれていて酷かったので,応援のために買って読んでみた。ごく真面目な熟年男性に訪れるサスペンスだ。分かっていたことだが,もちろん吊し上げられねばならないような酷い内容ではないし,続きも気になる。
読了日:11月30日 著者:萩原あさ美
やがて君になる(8) (電撃コミックスNEXT)やがて君になる(8) (電撃コミックスNEXT)感想
変わってしまった侑と変わってしまった燈子だが,変化は必ずしも悪いことではない。予想通りの巻で美しく終わった。沙弥香にも彼女の努力が報われる未来が訪れるし,その他のメンバーの未来も垣間見られて良かった。
『佐伯沙弥香について』の3巻が楽しみだ。
読了日:11月27日 著者:仲谷 鳰
黒馬物語 (岩波少年文庫 (2011))黒馬物語 (岩波少年文庫 (2011))感想
19世紀のイングランドを舞台に,ブラック・ビューティーという名の1頭の馬が自分の半生を淡々と語る物語。育ちも気立ても良く見目美しいブラック・ビューティーだが,どうにもならない世の中の都合で様々な主人の下を転々とする。そして沢山の人間と馬たちと出会い,当時の社会の様子を事細かに語る。
中学生の頃に何度も読み返した物語で,いつかまた読み返そうと思っていた1冊だ。最後の2章は昔と同じく涙無しには読めなかった。今も覚えているエピソードは多々。ブラック・ビューティーは私に馬のことを教えてくれた最高の名馬だと思った。
読了日:11月13日 著者:シュウエル
信長の忍び 15 (ヤングアニマルコミックス)信長の忍び 15 (ヤングアニマルコミックス)感想
失敗に終わった雑賀衆攻め。そして上杉謙信が動き始め,松永久秀も再び動く。
読了日:11月04日 著者:重野なおき
信長の忍び 14 (ヤングアニマルコミックス)信長の忍び 14 (ヤングアニマルコミックス)感想
明智光秀丹波赤井直正の黒井城攻略から。
信長は隠居し当主の座を信忠に譲り,安土城を建設して移転。石山本願寺の攻略を始める。織田vs本願寺の「天王寺の戦いの始まり。先発は明智光秀細川藤孝荒木村重・塙直正。塙は討ち死に,明知は負傷。足利義昭の陰謀により毛利が敵となる。そして明智光秀の最愛の妻,照子が逝き,そこへ信長から丹波攻略を進めるようにとの命。
巻末にアニメ信長役の羽多野渉さんインタビュー。
読了日:11月02日 著者:重野なおき
信長の忍び 13 (ヤングアニマルコミックス)信長の忍び 13 (ヤングアニマルコミックス)感想
長篠の戦後編。武田四天王山県昌景内藤昌豊馬場信春の最期。千代女のその後。
長篠を終えて次は北と西を攻めるべく計画する信長のもとへ黒田官兵衛がやってくる。
越前攻略に成功し越前八郡は柴田勝家に。明智光秀丹波攻略を命ぜられる。明知の娘,玉と細川の息子熊千代(忠興)が出てきたのは熊本出身として注目。かくして光秀は赤井直正を撃ちに丹波へ。途中仲間に加わる波多野秀治は。
読了日:11月01日 著者:重野なおき

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