六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

ナイト・ホークス写真展

まず展示した2作品。

Penguin Night Fever
Penguin Night Fever
撮影地:上野動物園台東区上野公園)
カメラ:SONY Cybershot DSC-WX300
いつもと違う真夏の夜の動物園で、夜更かしを決め込むペンギントリオ。
活発に動き回る様子は踊っているように楽しげで、ペンギンたちが灯りの前に来る瞬間を長い間待って追いかけた。


いざないの窓
いざないの窓
撮影地:文京区根津
カメラ:Nikon D5100
今はもうなくなったダイナー。
前を通りかかるたび窓から漏れる温かな光に「おかえり」と呼ばれているようで、「ただいま」と入っていきたくなったものだった。終ぞ入る勇気は出なかった。


以下は,その後記念に作ったブックに掲載した写真。
ブックで皆さんの写真ともう一度出会えるのがとても楽しみ!

天下の酒は太平山
天下の酒は太平山
撮影地:文京区根津
カメラ:Nikon D5100
思いのほか早く寝静まる都心の下町で、ぽつねんと暗めの照明を灯していた酒屋さん。
東北の酒を掲げているところが東京の酒屋さんらしくて好きだった。
下町散歩ブームの再開発で今やここはクラフトビールのバー。お洒落スポットになっている。


ある暑い夜
ある暑い夜
撮影地:文京区根津
カメラ:Nikon D5100
昼間は観光客が賑やかに行き交うこの道に、夜のとばりが地元民の時間を運んでくる。
狭い路地が入り組む下町の夜はヒートアイランド効果が絶頂を極め死ぬほど暑いが、散歩には素敵なところだ。


信号機は眠らない
信号機は眠らない
撮影地:台東区谷中
カメラ:Nikon D5100
夜も20時を過ぎると車すら通らなくなる昔ながらの路面店通り。
色褪せた古い看板を照らし出す信号機だけが休むことなく黙々と働き続け、世界から音が消え去ったかのような静けさを醸し出していた。


影に魅せられて
影に魅せられて
撮影地:台東区谷中
カメラ::FUJIFILM X-M1
「酒」と大きく書かれているのに店の中は自転車だらけ。そしていつも誰もいない。なのに周囲の店が軒並みシャッターを下ろしても灯りをともし続ける不思議なお店。
長く伸びる柱の陰がはっとするほど美しく、思わず瞳が吸い寄せられる。


週末の夜を始めよう
週末の夜を始めよう
撮影地:秋葉原千代田区神田佐久間町
カメラ:Nikon D5100
アメリカンな赤が楽しい夜を約束するかのようにチカチカと誘いかける店先で、週末の夜がウキウキと幕を上げる。今始まったそれぞれの夜に乾杯!


時間旅行のバス停で
時間旅行のバス停で
撮影地:有楽コンコース(千代田区有楽町)
カメラ:FUJIFILM X-M1
昭和レトロなガード下、昼間でさえ深夜の空気が流れるここは何時間いても撮り続けていられる。
旧友とバス停に立てば「夢を抱えてあの頃へ」なんて臭い台詞もスラリと受け入れられてしまいそうな異空間的な場所だ。


写真展会場を訪れた日の茨木市の写真は下記3記事にまとめていますので,宜しかったらどうぞ。
snowowl.hatenablog.com
snowowl.hatenablog.com
snowowl.hatenablog.com

ばにーさん,すっかりお世話になりました。
声を掛けていただきありがとうございました。

こんな機会が無かったら,過去写真をもう一度見てあれこれ考えたり思い出したりしなかったと思います。
素敵な体験になりました。