六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

Instaweather:2018-04-11〜04-15

13日午後から熊本へ帰省した5日間。今年の春は気象が激しすぎるのではないかと。暑かったかと思えば冷たい雨…くらいならともかく嵐になる。
 
最後の桜と新緑が入れ混じる鷲尾愛宕神社

 
桜はすっかり終わり,地面に散った花びらもなくなり,新緑の季節を迎えた愛宕音次郎稲荷神社。ここの参道って風情があって好き。

 
音次郎稲荷神社の参道から見る坂の向こうの福岡の町。

 
夕刻,父と一緒に近所を散歩。熊本の実家の周辺は本当に風景が美しくて癒やされる。冬鳥が過ぎ去った江津湖には沢山のカイツブリと豪快に飛び交うアオサギがいて,カヌーの練習をしている人たちがいて,子供の頃からよく知っている平和な雰囲気。

 
14日,前震から2年目の朝。そんなに降らなくてもいいのにってほどの大雨だったが庭の草木は嬉しそうだった。

 

 
雨上がりでどんより暗く寒かった15日の朝。熊本は寒暖の差が激しいので,この季節の帰省は持っていく服に困る。でも最高気温10℃はさすがに何かの間違い。帰省の際そんなにいっぱい服を持って行けないので寒かったら凍える覚悟だったが,さすがに半袖のTシャツでは凍えすぎて母にカーディガンを貸してもらわねばならない始末だった。

 
午後から晴れた。

 
雨で気温が下がり寒い。実家のテーブルには熊本らしくデコポンが並んでいた。

 
 
14日〜16日と,熊本地震から2年の節目に帰省したので,熊本のテレビは一日中震災の話だったような印象。実家は半壊でも早めに対処できて大変恵まれていたけれど,大工さんが足りなくて,どうにもならずにいる人たちがまだ多く残っていて,近所でもブルーシートは健在だった。空き地も各所にいっぱいできている。実家の近所を歩いて昔から知っている古い家が残っていてきちんと住まわれているのを見かけると,あぁ地震に耐えてくれてありがとうと,誰の家か知らなくても家に感謝したい気持ちになる。熊本市の繁華街も店が色々建て替わって随分と美しくなって(安心な建物にもなって)代わりに風情がなくなった気がする。