さて,ねぶたが動き出した。
背景が熊本城になる場所で待ち構えた。まずやってくるのはハネトの人たち。ラッセラーってかけ声を初めて聞いた。
ハネトたちのかけ声が大きくなって迫力が増す。「ラッセラーラッセラー」は「(蝋燭を酒を)出せ!出せ!」という意味だと言われ,元気を出せとか蘇れとかそんな意味を含んでいるということで,地震でボロボロに傷ついた熊本城を背景に何とふさわしいことだろうか。青森から元気を届けに来てくれた心が伝わってくるようだった。
それにしても,せめて宇土櫓が残って本当に良かった。大小天守閣は足場に囲まれて何なんだかわからないけれど,宇土櫓のおかげで背景が熊本城であることがわかる。一番古いのに何て偉いのだろう宇土櫓。
ねぶたは観客の近くまでやってきて見せてくれるのだが,実に迫力満点という感じだった。
1周目を見送る。