六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

ばあじん・おんど

商品の説明

「はさみ」こと朝美は高校生。彼氏が欲しくてたまらない彼女だけれど、なかなか『理想』のオトコは現れてくれない。友達がみんな「経験ズミ」なのに、朝美だけがピカピカの「ばあじん」…。 1980年代、少年少女の性が今ほど乱れてなくて、恋愛がもっと素敵で牧歌的だった時代、全国の「知りたいお年頃」の乙女たちをドキドキさせた、ちょっと過激な恋愛レッスン・コメディ。

 
 まさに高校生だった頃『セブンティーン』で連載されていた漫画。たまに友人からこの雑誌を借りた時に読んでいたのだが,結局最後どうなったのか知らなかったし,たまたまKindleの半額セールで見つけたので読んでみた。
 当然主人公の朝美は私と同年代。時代背景や当時の価値観は私にはよくわかる…はず。しかし!商品説明にあるように「少年少女の性が今ほど乱れてなくて、恋愛がもっと素敵で牧歌的だった時代」には見えないのは何故? とりあえず,このコミックの内容は当時も今も私には「乱れている」ようにしか見えなくて,高校生の頃は「信じられん!」と思いつつ読んでいたものだ。東京と地方の違いなのか,それとも主人公たちが通う高校はお勉強をしない子ばかりの学校だったのか? 当時も今も結局個人差だよねと思う。
 朝美はたぶん根は真面目だけど,流されやすく,もの凄く「女の子女の子」した子。恋愛にも性にもあまり興味がなくて女友達とつるむようなこともせず,いつも一人で図書館と地学室を行き来して読書と天体観測が命な高校生活を送っていた私とは正反対な子。なので逆に興味深い対象だった。とりあえず朝美のビジュアルは好み。だから当時『セブンティーン』を借りると読んでいたのかな。この雑誌は全体的に私には過激すぎて別世界すぎる内容だった。
 

ばあじん・おんど 1巻

ばあじん・おんど 1巻

電話は一家に一台黒電話な時代。『セブンティーン』に連載されていて,たまに友人から雑誌を借りた時に載っていたら「なんて不良少女たち!」と思いながら興味本位で読んでいた。今読んでもやっぱ感想は変わらなかったのだった。こn不良少女たち,ついていけぬ。でもこんな世界あったよねーって感じ。
 
ばあじん・おんど 2巻

ばあじん・おんど 2巻

気軽に友だちの住所を他人に教えちゃう時代。カンナいちばん好きだな。
 
ばあじん・おんど 3巻

ばあじん・おんど 3巻

それにしても,どこででも公然と煙草吸う時代だったんだなぁ。
 
ばあじん・おんど 4巻

ばあじん・おんど 4巻

高校3年生になって受験らしいが,旅行とか言ってるところ。
 
ばあじん・おんど 5巻

ばあじん・おんど 5巻

ほんと学ばないバカ女だなーはさみ。あまり同じバカを繰り返すから疲れてきたよ。
 
ばあじん・おんど 6巻

ばあじん・おんど 6巻

盛りのついた猫みたいな朝美さん。1983年3月,昭和58年度の入試だそうな。
 
ばあじん・おんど 7巻

ばあじん・おんど 7巻

最初の巻からずっとそうだけどはさみ最高にクソだねバカヤローの巻。はさみは私など足元にも及ばないくらいめちゃ女っぽい子なんだなと。
 
ばあじん・おんど 8巻

ばあじん・おんど 8巻

大学生になったはさみちゃん。「わん」のマスター。後半の『ばあさん・おんど』が楽しかった。
 
ばあじん・おんど 9巻

ばあじん・おんど 9巻

最後どうなったか知らなかったので,そうなったのかーと思って読み終わった。はさみさんの本物は確かにここにあるんだろう。
後半に原始時代の原宿物語。