2013年秋アニメ(2クール)。
当時は「中学生の恋愛とか興味ないわ」と思って1話切りしたのだったが,主人公たちが住む海の中の町,汐鹿生(しおししお)の風景がとても綺麗だったのが忘れられなかったのと,2クールで意外と評判も良さそうだったというのとで忘れられず,改めてdアニメストアで視聴。
確かに恋愛というか「好きという気持ち」は1つのテーマであったが,恋愛に留まらない人間の感情が,海神に守られて海の中で暮らす人々のいるファンタジー世界を背景に細やかに描かれていて非常に見応えのあるアニメだった。汐鹿生が美しいのはもちろんだが,地上の町もとても美しく,円い窓の列車は可愛らしいし,家の中の襖をはじめ色々な箇所に描かれるお魚マークが可愛くて,たびたび一時停止して絵を眺めてみたいほどだった。また,前半のクライマックス,あかりが「おじょし様」の役を担った「おふねひき」はまるでその場にいるかのような凄い迫力だった。
主人公の光は優しくてまっすぐだけど,まっすぐすぎて喧嘩っ早く私が苦手とする性格だったが,多すぎない登場人物達の個性の描き方が良かったので,それも一つの彩りになっていたと思う。
要が好きだった。
14話のちさきの「私変わっちゃってごめん」が痛かった。
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