年末からバレンタインデーの翌日,翔が死ぬ日まで。
菜穂は拒否されても拒否されても拒否されても本当によく頑張った。翔が死ぬのを阻止したいという強い想いがなければここまで頑張るのは無理だろう。拒否されたら怖いし,怖くて言葉をかけられなくなるなんて普通のことだ。心のすれ違いなんて,普通は解決できない。頑張って話しても話しても,同じ単語が同じ意味をなさないほど心を通わせるというのは難しいことだと思う。でも,諦めなければこうして通じることもきっとあるのだろう。
物語の最初から誰もが信じた未来を迎えて綺麗に終わった。アニメ化されるらしいが,毎回ボロボロ泣いてしまって見るのが辛いだろうな。
そして『春色アストロノート』チキちゃんもマミちゃんも幸せになりました。よかったね。
- 作者: 高野苺
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2015/11/12
- メディア: Kindle版
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