1期は2012年秋の2クールアニメ。2期は2014年秋アニメ。
攻殻機動隊のProduction I.GということでハードなSF刑事ものを期待して見た。設定もストーリーも面白いし登場人物も魅力的だったのに,一々詰めが甘くて,私なんて伏線がどうのなんて難しいことは考えずにぼんやり見ているだけなのに,「それはないでしょう」とか「ありえねー」みたいに思う場面が多く残念だった。廉価版攻殻機動隊なイメージ。
攻殻機動隊で様々な事件を追いながら笑い男へ向かうような感じで,1期は槙島聖護を,2期は鹿矛囲桐斗を追ってゆく。世界はいわゆるディストピア? 2112年の日本は,人間の心理状態を計測して数値化するシビュラシステムに依存する社会になっており,シビュラシステムが計測した精神状態を表すサイコパスで人の価値が決まる。サイコパスが濁れば危険なことを考える人物と認定され潜在犯として隔離される。サイコパスが規定以上に達した者は容赦なく殺される。常にクリアなサイコパスを保つ才能に恵まれた主人公の常守朱は,1期の最初に公安に配属される。
公安の仕事は,クリアなサイコパスを持つ監視官と,危険仕事や汚れ仕事を行う執行官のペアで行われ,執行官は潜在犯で必ず監視官の監視のもとに行動しなければならない。
狡噛さんカッコイイのに1期でいなくなっちゃって残念だった。宜野座さんの執行官落ちも悲しかった。お気に入りだった縢くんが死んじゃって悲しかった。2期は朱ちゃんが成長しすぎて遠い人になってしまった感じ。またしても宜野座さんが大切な人を失うことになって悲しかった。困ったちゃんの霜月ちゃんがこの先どうなっていくのか心配。
劇場版は手元にないので機会があったら見てみたい。
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