六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

乙嫁語り 5

前半はライラとレイリの結婚式。異文化の結婚式の様子はスミスさんでなくとも興味深い。しかし,元気と言えば聞こえは良いが,はっきり言って我が儘すぎる!双子の性格には読んでいてほとほと疲れたので,これでこの子たちとお別れだと思うとホッと胸をなで下ろす気分だった。男たちは羊をさばき,女たちは料理をする。誰かが結婚するのはみんなが集うお祭り事。とても私にはやっていけそうにない世界だ。
後半はアミル&カルルクの二人に話が戻る。狩りの途中でアミルが助けた鷹の結末は,現代の日本だったら考えられないことだろう。日々自らの手で命を殺めて糧を得ている彼らだからこその,命あるものとのつきあい方。終わってからも悔やんで落ち込んでいたアミルは,本当はとても悲しかったのだ。悲しくてたまらないことを断固とした意志で決断できる強さは美しいと思う。

乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)

乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)