六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

2012年11月の読書メーター

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:849ページ
ナイス数:20ナイス

ぼくたちの空色 (フラワーコミックス)ぼくたちの空色 (フラワーコミックス)
読了日:11月27日 著者:渡辺 多恵子

ぼくたちの空色 (フラワーコミックス)ぼくたちの空色 (フラワーコミックス)感想
1984年(昭和59年)に買ったフラワーコミックスなのでアマゾンにあるわけないと思ったのですが、一応商品登録はされていてびっくり。本の表題になっている『ぼくたちの空色』もいいのですが、2番目に載っている『千姫調スプリングタイム』が目的で買った本で、たまーに思い出して読み返します。個性的な優しさを持つ千姫ちゃん好き。
読了日:11月27日 著者:渡辺 多恵子

妖狐×僕SS(8) (ガンガンコミックスJOKER)妖狐×僕SS(8) (ガンガンコミックスJOKER)感想
犬神命の居所をようやく掴んだ面々が動き始める。御狐神くん(新)が再び凜々蝶の前に。毎度のことながら蜻さまカッコイイ&カルタちゃん可愛すぎ。次、最終章発売は来年の5月。
読了日:11月23日 著者:藤原 ここあ

鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)感想
さすが名作と言われるだけあって,最初の数ページを読んだだけで文句なしにひきこまれた。主人公のイライジャの心理やR・ダニールとの関係の移り変わりは常に興味深く,登場人物たちを注意深く観察しながら読み進まねばならないところは推理小説そのものだった。私は推理小説なるものを好んで読まないのだがSFと融合した推理小説をこんなに面白く読む日がくるとは思わなかった。続編の『はだかの太陽』は入手困難のようだが,機会があれば読んでみたいと思う。
読了日:11月18日 著者:アイザック・アシモフ

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))感想
読み終わった瞬間,何がどうしてか分からないがやたらと悲しかった。たとえわずかであっても命を持っている電気動物,自分を生きていないと言いつつも自らの人間らしい苦しみを晴らすために生きている本物の動物を殺すという非人間的行動をする彼女,「それ」と呼ぶ機械を破壊して心痛に蝕まれていく彼,ムード・オルガンの虜のように見えたのに誰よりも彼のことを思いやっていた彼女。人間が心の中に相反して存在させている人間性と非人間性の切なさの物語だった。
読了日:11月6日 著者:フィリップ・K・ディック

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