六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

鹿島神宮 (2012-11-24)

神武天皇元年に社殿が造立されたという,日本の国とほぼ同時にできた武甕槌大神を祀る神社。近づくにつれ何だか神がいそうな気がしてくるから不思議です。
報道されたのを見たこともなかったため,ここでこれほど痛ましい震災跡を見ることになるとは思いませんでした。石造りの大鳥居がぽっきり折れて倒れたのですね。信じられない。呆然としました。鳥居のあった場所だけ祀られていて,帰宅後ネットで震災直後の写真を見て,あまりの衝撃に再び言葉を失いました。新しい大鳥居は木で造られるそうで既に樹齢200年を超えた大木が切り倒され,平成26年の建立に向けて乾燥に入っているとか。現在募金を受け付けているようです。今度行ったら募金してこよう。
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「大鳥居 身替わりになり 倒れしと 会ふ人ごとに 無事を喜ぶ」
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寛永11年(1634)に徳川頼房公が奉納した楼門。日本三大楼門の一つだそうです。
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本殿は意外に小ぶりでした。
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鹿島神宮本殿


既に午後4時が迫っていたため急いで宝物館へ。写真撮影はできませんが,国宝の長刀が見られました。地震を起こしたナマズたちが集まって鹿島の神様に謝っている絵があってユーモラスで面白かったです。あの絵の絵はがきがあったら欲しかった。
宝物館を出た頃には既に暗くなりかけていましたが,要石を目指して奥参道へ進みました。
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奥参道は本当に鬱蒼としていて写真撮るのも難しい暗さでした。何枚も何枚も撮ってようやく1枚ほどぶれてない写真が。そのままでは暗すぎて何も見えないのでレタッチで明るくしてあります。
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奥参道の途中にあった熱田社。暗くて暗くて一眼レフで撮るのは不可能でした。こういうところで三脚がないときはコンデジに限ります。
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奥宮は門を閉めて鍵をかけるところでした。
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要石に続く大鯰の碑。
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そして要石。
要石

要石

要石


社務所で要石守を授与していただき帰りました。
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参道を出る頃にはもうすっかり夕暮れ。
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神様に仕えた鹿の彫像もありました。
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要石守。
鹿島神宮 要石守


「揺るぐとも よもや抜けじの要石 鹿島の神の あらむ限りは」
要石守