六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

ある世界の終焉 ~ Wassr

 4年と3ヶ月の間、ゆるーく参加してきたモバイルファクトリーSNSWassr」が、2012年10月1日12時に終わりを迎えた。サービス終了が告げられたのは8月1日だったから、それから約2ヶ月間、Wassrユーザたちは移転先を検討しつつ別れを惜しみ、Wassrへの愛を語りあい、ある種お祭りの様を呈していた。

 いざ終わってみると、それほど熱心に使っていなかったはずなのに、随分と大きな喪失感に我ながら戸惑った。あの場が存在するという安心感は思っていた以上だったのか、それとも単なる感傷なのか。丸1日ほど放心状態で過ごしてしまった。
 そんな私の心を現実に引き戻したのは、次々と届くメール。そう、G+だのtwitterだのログピだの様々なSNSへ移転したWassrユーザたちが私を見つけ出しフォローしてくれているのだった。Wassrで繋がりがあった人はもちろん、繋がりがなかった人からも。常日頃なら私のフォロー返しの条件はけっこう厳しいはずなのに、それらを無条件で全てフォロー返ししている私。

 ネットの海の中で、なくなってしまった同じ場所を知っていた人に出会う。それは外国で同郷の人に出会った親しみに似ているのかもしれない。
 この終焉が、皆にとって良き出会いの始まりとならんことを。
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 でもねでもね、個人的に一番大きな打撃は「はてなハイク2」がなくなったこと。寂しすぎる悲しすぎる。