六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

魔法少女も進化する

 話題のアニメはできるだけ見たい。
 話題なものは大抵楽しく出来が良いし,関連商品がいっぱいあるし,知っておくとネットも楽しくなる。
 このところ見ているのは「魔法少女リリカルなのは」シリーズ。
 フェイト,いや,水樹奈々さんが歌うA's(第二シーズン)のオープニングはなかなか素晴らしい!
 
 なるほど,これが最新の魔法少女か!
 感心することしきり。
 だって,私が思う魔法少女は,可愛く杖やペンダントを振り回したり,コンパクトを覗いたりして,何かキュートなことをする。「リリカル」ってのはきっと「テクマクマヤコン」とか「マハリク・マハリタ・ヤンバラヤンヤンヤン」の仲間だと思っていた。
 しかし,「なのは」はそんな少女ではなかった! 魔法少女というより格闘少女じゃん?!
 なのはの魔法は,魔法というより体にフィットする高性能モビルスーツを操る少女って雰囲気。
 「正義の味方キューティーハニードラゴンボール」って感じ?
 ハーマイオニーの方がよっぽど私が思う魔法少女に近い。
 それもそのはず? なのはって,「熱血魔法バトルアクションアニメ」。
 昔ながらの単なる「魔法少女」ではないのだ!
 
 なのはは最初の敵だったフェイトと親友になり,その後,新たな敵だったシグナムやヴィータとも仲良くなり,敵とどんどん繋がって新たな敵へ立ち向かう,まるでドラゴンボール。派手な変身のとき一々裸体になるのはキューティーハニーだし,なのは&フェイト,スバル&ティアナ,美少女ペアはダーティ・ペアを彷彿とさせる。
 何だか「なのは」を見ると日本アニメの歴史を垣間見ているような気分になる。
 これ,皮肉ではなく褒め言葉。だって,見事に面白いから。あり得ない設定も許しちゃう。
 
 私はおせっかい系な子が苦手だから,なのはは苦手,フェイトが好き。
 魔女っ子メグちゃんが苦手で郷ノンが好きだった昔を思い出すな。
 幼かった頃見た日本アニメの幕開け時代,その続きが今なんだなーと感動する。そんなアニメがリリカルなのは