六月の雪

緋色は雪の涙なり

Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
 
 
  

さよなら「はやぶさ」


とうとうこの日が来てしまいました。
昨年の「なは」の時は,でもまだ「はやぶさ」が残っている!と思うことができましたが,今度は本当にこれでブルートレインとお別れ。「はやぶさ」との付き合いはすごく長いし,私の人生の岐路をエスコートしてくれた列車でもあり,思い入れもひとしおで,ここしばらくは毎日「はやぶさ」のことを考えて過ごしていた気がします。午後から一層激しく降り始めた雨は,ある意味とても今日という日の気持ちを象徴していて,愛おしく感じられました。
以下,長い記事なので畳みます。
改札を入ると,いきなり歴代のヘッドマークが並んでいました。一年前にお別れした「なは」のヘッドマーク那覇から里帰り?していました。


出発式をやっていましたが,とても近づけたものではありません。


ホームに入る「はやぶさ」 1分8秒:高画質版


警笛を鳴らして静かにホームに入ってきた「はやぶさ」を待ち構えるように,みんな思い思いに記念撮影に励んでいました。


機関車の前には出られないようにロープがはってあり,ヘッドマークはこれが精一杯。


離れた隣の隣のホームの端へ移動して出発を見送ることにしました。「はやぶさ」がいるあたりはすごい人だかりです。でも東京駅は3000人だったそうなので,それに比べればすごく少ないですね(^^;。
激しい雨が糸を引いて写っています。

出発の様子のビデオはn10さんのカメラで撮ったので,ファイル形式が違っていてまだ処理できていないので,また後日(→ アップしました)。いつもと場所を変えて,通常の隣の5番ホームからの出発。乗客たちは外へ手を振り,ホームの人たちは去りゆく「はやぶさ」に手を振り,そこにいる全ての人が名残を惜しんでいるようでした。


切符売り場横で売っていた記念チョロQと,本日の入場券を,改札を出る前に記念撮影。九州を走っている赤い機関車のチョロQが欲しかったな。で,何で機関車が違うんでしょう(^^;? 直流と交流? このシステムの相違は鉄道導入経緯によるものなのでしょうか?


記念バウムクーヘンは,ちょっと惹かれましたが(単純にバウムクーヘンが好きなので)買いませんでした。本も色々あって欲しい気がしましたが,いちいち買っているとキリが無いしと思って買いませんでした。


数え切れないほど何度も乗った「はやぶさ」。あちらこちらの駅で,色々な友人たちに見送られ,迎えられして乗り降りした記憶。感傷的になろうと思えばキリがありません。ただただ,今日,熊本駅で見送る機会が得られたことに感謝です。さようなら。
そして,今日で最後を迎えた他の沢山の列車たちも,お疲れさまでした。